鳥の飛ぶ高さは何m?8000mを飛ぶアネハヅルやキバシガラスを超える鳥は?

公開日: : その他

鳥は何メートルまで飛ぶのだろう?

そう疑問に思ったことはないでしょうか。

上空に行けば行くほど、空気は薄くなります。エベレスト山頂付近では、人間は生きていくこともできません。

鳥は、一体どれほどの高さまで飛べるのか、限界高度が気になり、調べてみました。

鳥が飛ぶ高さはどれぐらい?

身近な鳥について調べてみました。

ハト 100mぐらいまで

スズメ 20〜30mぐらいまで

そのほか、カラスも身近な鳥ですが、後述の種類のカラスがかなりの高度を飛ぶことが分かりました。

アネハヅルは高度8000mを飛ぶ

アネハヅルはなんとヒマラヤ山脈を越えます。

アネハヅルとは、モンゴル付近で繁殖して、ヒマラヤを超えて、インド周辺で越冬する鳥です。

ヒマラヤ山脈は、アジアの山脈で、地球上で最も標高の高い地域です。

その高さは、最高峰であるエベレストを含み、8,000 m級ピークがあります。

そんな高さを超えるのだから、すごいですね。

キバシガラスも8000mを飛ぶ

キバシガラスは、エベレスト頂上付近(8,830m)で目撃例があります。

1953年にイギリスの登山隊がエベレストの登頂に成功した時、頂上付近で「キバシガラス」の群を観察したとか。

その他、ヒマラヤの山を登る登山者のあとを標高8,235m付近までついてきたという観察例もあるそうです。

 

上空8000mの世界とは

8000mの高さの世界とはどんなものでしょうか。

気温については、エベレスト山頂付近の平均気温はー20℃からー35℃だそう。

気圧については、0.3気圧という低気圧。

標高8000mでは、地上の3分の1程度の酸素しかありません。

酸素がそれほど少ないと、人間は、息をするだけで体力を消耗してしまう状態になります。

人間がそこに居続けると、酸素が少ないため、極度の酸欠状態が長く続き、脳に酸素が行き渡らず、脳細胞がかなり死んでしまうんだとか。(→結果、早くに認知症になったりします)

そんな過酷なエベレスト山頂付近は、人が生きていけないため、デスゾーンと呼ばれます。

デスゾーンでは、登山者は皆、自分が前に進むだけでも精一杯。

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そのため、怪我人などが居ても、他者を助ける余裕はありません。遭難者の遺体を回収することも出来ず、遺体が200体以上、放置された状態となっています。

ちなみに、ヘリコプターが飛べるのは約6000mまで(それ以上の高さでは、空気が少なく、安定して飛べない)なので、ヘリによる救助や遺体回収も不可能なのです。

最高の高さを飛ぶのはマダラハゲワシ!

私が調べた中で、最も高く飛んでいたという記録があると出てきたのはマダラハゲワシ

なんと地上11,278mを飛んでいました。

マダラハゲワシが飛行機のジェットエンジンに吸い込まれるという事故があったのですが、その際の高さが地上11,278mだったそうなのです。

ただ、明確な根拠を見つけたくて、どの事故なのか、探して調べたのですが、見つかりませんでした。

「ハゲワシとの衝突の可能性がある」と書かれていたのは「シーター・エア601便墜落事故」があるのですが、事故の高度などは不明でした。

飛行機の飛ぶ高さは?

飛行機は、高度1万mを飛びます。

だいたい8,000~1万2,000m前後ですね。

高度が高いと空気の密度が低くなり、空気抵抗が小さくなります。そのため、低い場所よりも少ないエンジン出力で飛べるようになります。

同じ燃料でより遠くまで飛ぶことができるため、燃費がよくなるのです。

高度1万mを超えると空気の密度が下がりすぎて、エンジンを燃焼させるための十分な酸素が得られなくなるので、その辺りが飛行機の飛べる高さの限界と言えます。

最後に

マダラハゲワシについては、正確かどうか分かりませんが、アネハヅルなどがヒマラヤを超えるのは間違いないようなので、その高さにビックリです。

空気が薄いところでも大丈夫なんですね。

人間は、必要ないのに、命をかけて、エベレストの頂上まで登って、自分たちの限界に挑戦していますが、鳥は、自分の限界高度に挑戦したりはしないでしょうかね…。

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