禁煙手当とは?導入企業や相場は?罰則はある?あさチャン

公開日: : 美・健康

2018年3月30日(金)放送の「あさチャン」で、株式会社ZERO TO ONEの福利厚生制度「禁煙手当」が紹介されるようです。

「あさチャン」とは

「あさチャン」はTBS系列で、平日朝に放送されている、情報番組・報道番組です。コンセプトは「家族がつながる情報番組」。

番組名の「あさチャン」の「チャン」には「朝にチャンス到来」「チャンと情報をお伝えする」「朝はこのチャンネルで」という意味が込められているそうです。

メインキャスターはフリーアナウンサーの夏目三久(なつめみく)さん。

3/30(金)の放送では、株式会社ゼロトゥワンの福利厚生制度「禁煙手当」が取り上げられるようです。

ZERO TO ONE(ゼロトゥワン)とは

株式会社ゼロトゥワンとは、神奈川県横浜市に本社を置く、インターネット関連企業。

クルマ好きや、バイク好きのためのカスタム文化を世界規模で応援していくサイト「Croooober(クルーバー)」を展開しています。

ZERO TO ONE(ゼロトゥワン)の禁煙手当とは?

株式会社ゼロトゥワンでは、福利厚生制度の一環として、たばこを吸わない人に毎月1万円支給しています。

この制度の導入は設立時からで、社員の健康と業務効率化を目指し、導入しているのだそう。

入社時に提出する書類の中に、タバコを吸わないという「宣誓書」があり、その宣誓書を提出した人が、禁煙手当を受けることができます。

宣誓書を通して、喫煙者は「本日から禁煙する」ことを、非喫煙者は「引き続き禁煙を継続する」ことを会社と約束します。

もし喫煙したら?

宣誓書を提出したのに、もし喫煙してしまったら、給付額を全額返金などしなければいけないそうです。(まだ前例者は居ないそうですが)

どうしても吸いたければ退職後ですね…。

禁煙手当のメリット

・タバコをやめるきっかけになる(年間12万円支給は大きい)
・喫煙者だけがタバコ休憩しているという不公平感がない。(タバコ休憩しているメンバーがいても、手当があるので非喫煙者の不満も少ない)

禁煙手当のデメリット

デメリットは特に思い浮かびませんが、自己申告なので、ごまかしが効くこともあるかも知れませんね。匂いなどでバレそうですが。

喫煙により奪われるものとは

禁煙手当を出す会社はほかにもあり、ユニフォームネクスト株式会社も出しています。

ユニフォームネクスト株式会社が禁煙手当を出す理由は、「喫煙は、他の人の時間を奪っているから」だそう。

  • 食事の後や、ドライブの途中など、吸う人は、吸わない人を待たせることが多い → 現在の時間を奪う
  • 健康に悪い → 将来の時間も奪う

この理由は本当に納得です。

時間は永遠ではないし、健康な多くの人は忘れがちですが、時間は有限なのです。

SNS上の意見など

禁煙手当の導入企業や相場、罰則は?

禁煙手当を採用して入る会社はいくつかありますが、調べてみると、制度の仕組みは異なります。そのうち、いくつかご紹介します。

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企業名(本社所在地)

  条件や支給内容

吸ってしまったら?
株式会社武蔵野(東京都小金井市)

吸わない人に10万~20万円支給

課長職以上は年間20万円、一般社員には10万円が支給される(支給率は勤続年数によって変わる)

手当の3倍の罰金が科せられる。

ユニフォームネクスト株式会社(福井県福井市)

プライベートも含めて、1年間禁煙するという誓約書を出した人には「管理職で10万円、非管理職で5万円」を賞与時に支給。

もともと吸わない人にも支給。

 

返還

 

ティーペック株式会社(東京都台東区)

 

 

 

禁煙手当という名前ではなく、「集団禁煙プログラム」。

健康促進祝い金として、禁煙に成功したら1万円を朝礼で渡す。

禁煙を半年続けた人には祝い金「1万円」。

さらにその後、吸わなければ毎月3,000円の健康手当が支払われる。

 
株式会社オフィス彩(杉本彩さんの事務所)(東京都目黒区) 給料以外に「禁煙手当」1万円支給。  
 サイブリッジグループ株式会社(東京都新宿区)

前30日間の喫煙実績が無いこと。自宅や外出先でも禁煙とすること。

支給額は月額5000円。

該当月より手当は取り消し 
ナビタス株式会社(大阪府堺市)

1月5日の仕事始めに「禁煙宣言」した社員に一律2万円を支給。

さらに1月支給分の給料から毎月1000円の禁煙助成金を支給。

助成金額は、年度替わりの4月に、前年度の業績に連動して増減する。

 
コアーズインターナショナル株式会社(大阪府堺市)

非喫煙者に月2000円の「健康手当」を支給。

 
株式会社SmartHR(東京都千代田区) 非喫煙期間が 180 日を超えているメンバーに 「たばこ吸わない手当」を毎月支給  
トリンプ・インターナショナル ・ジャパン株式会社(東京都中央区)

禁煙宣言したら3万円進呈

愛の密告者には1万円

挫折したら罰金6万円 

 

毎月なのか、一年に一度なのか、など細かい条件の違いはわかりませんでしたが、調べてみて、わかる範囲でまとめました。

吸ってしまった場合は、罰金があったり、受け取った金額を返還するなど、かなり厳しめに決めているところも多いですね。

私の喫煙者との付き合い方

私の友人にはタバコを吸う人は居ません。厳密に言えば、友人の中には、喫煙者も居ましたが、付き合いをやめました。

 友人の魅力(=話が面白い、ためになる話をしてくれる、尊敬に値するなど)がとても高く、「タバコの副流煙による健康被害」を受けてでも、それ以上に得るものがあると思えれば、付き合いを続けていたと思いますが、それほどでもなかったということです。

 もちろん、タバコによる健康被害は、将来の寿命を縮めてしまう可能性もあるので、「それを覚悟してでも会いたいと思える人」となると、相当ハードルは上がるので、正直、なかなか一般の人では難しいかも知れません。(憧れの有名人とかぐらいでないと、寿命と引き換えにはできませんよね…)

 でも、そんな風に付き合うかどうかを選べるのは、それが「友人」だからですね。

仕事の関係者だと、「付き合わない」という選択がなかなかできませんから、それが問題です。

 喫煙する人の給料を下げるわけにはいきませんから、「禁煙手当を出す」ということで、実質、喫煙者の給料を他者より低くすることになるんでしょうね。

最後に

ゼロトゥワンのように、年間12万円と考えると大きいですよね。5年も経てば60万円です。

身近にタバコを吸う人が居ないから気づきませんでしたが、仕事中にちょくちょくタバコ休憩とかに行かれたら、確かに不公平ですね。

出先で、狭い喫煙ルームにいる人たちを見て、「もし友達に喫煙者が居たら、こんな風に待つことになるのかな。それは嫌だな」と思いました。損しているのは吸わない人の方ですね。

自分の食生活が悪くて、健康を損ねるのは自業自得で仕方ないですが、どうでもいい他人のタバコの煙のために、健康を損ねるのは本当に嫌ですね。

こんな風に禁煙手当を採用する企業が増えたら、世の中全体で喫煙者が減り、良いだろうなぁと思いました

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