ZIPでアリゲーターガーを捕獲!人を襲う?寿命はどれくらい?

2016年9月29日(木)放送の「まるトクZIP」(読売テレビ、放送は関西圏のみ)は「巨大外来魚アリゲーターガー捕獲作戦第２弾」です。

番組では、怪魚ハンターとZIP!ガー特捜隊が、大阪の住宅街で目撃されるアリゲーターガーを捕獲しに行きます。

アリゲーターガーは北米原産の淡水魚で、ワニに似た姿をしています。ペットとして人気があり、琵琶湖や多摩川など全国各地で捕獲例があります。

2016年6月には、名古屋城の外堀で1mを超えるアリゲーターガーが目撃され、話題となっています。ここでは7年前から目撃されていて、少なくとも５匹はいることが確認されています。

ネット上には、日本各地でアリゲーターガーを釣ったという報告も多数あります。

あなたの家の近くにも居るかも知れませんね?

アリゲーターガーとは?

アリゲーターガーはレピソステウス目レピソステウス科。アトラクトステウス属に含まれる一種。

全長は約2mで、世界最大級の淡水魚。アメリカ、ニカラグア、メキシコ、コスタリカあたりに分布しています。

流れの速い場所は好まず、流れの穏やかな場所に生息します。通常は淡水域や汽水域に生息しますが、海域に生息する個体群も居ます。アリゲーターガーは、淡水と海水の両方に生息する数少ない魚類でもあるのです。

日本では、鑑賞目的で飼育されていたものが、大きくなって飼い主の手に負えず、川などに捨てられて問題になっています。

食性は肉食性で、主に他の魚類や甲殻類を食べます。

アリゲーターガーは成長すると2メートルを超える大型魚ですが、幼魚は小指ほどでかわいらしいのです。値段も安いなので、衝動的に購入して、成長後に持て余し、川や池に密放流してしまう人が多く、問題となっています。

人を襲うの?

アリゲーターガーはおとなしいと言われています。ですから、通常は人は襲いません。

ただ、もし空腹状態だったりしたら分からないでしょう。そのような時に、人がアリゲーターガーの至近距離エリア内に入ってしまったら、威嚇されたり噛み付かれる可能性はあります。

魚は、自分より小さいものを捕食対象とみなす習性があります。2mを超えるほど成長したアリゲーターガーなら、子供や小柄な人は襲うこともあるかも知れません。

寿命はどれくらい!?

アリゲーターガーの寿命は長く、とくにメスでは50年ぐらい生きるとも言われています。

密放流されたアリゲーターガーの長期に渡る影響が懸念されています。

最後に

アリゲーターガーはワニにも似ているし、恐竜のようにも見えます。

遠くから見ている分には迫力があって興味深いですが、もし自分が池や川に入って、こんな大きな魚が出てきたら、怖過ぎます。とくに夜だったりしたら…。

それだけでなく、アリゲーターガーの存在は、周辺環境にも影響するのが問題ですよね。

アリゲーターガーは2メートルぐらいに成長することもあるので、普通の人には飼育は難しいでしょう。2メートルを超える水槽など、そろえられるだけの環境のある人はほとんど居ないと思います。

幼魚のときの飼いやすさから、気軽に購入してはいけませんね。きちんと最後まで面倒を見られるという覚悟がなければ、諦めましょう。

それが命を大切にするということですね。

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