長男 長女 次男 次女 何番目に生まれた子供か? 続柄について

公開日: : その他

長男 長女 次男(二男) 次女(二女)・・という呼び方について、いまいちわからない人も居るようですね。

続柄とは

続柄(つづきがら)は、血縁関係あるいは婚姻関係を指す言葉です。

「ぞくがら」と読むこともありますが、正しくは「つづきがら」です。

子供に関しては、戸籍に関する書類を除けば、ほとんど「子」と書くことで済みます。(詳細後述)

住民票は「子」と書けばOK。

私は、法人登記用の死亡届の続柄に「娘」と書いてしまったことがありましたが、司法書士から「子でいい」と言われました・・。

次男 次女について

 住民票などの書類は、「子」と書けばいいのですが、戸籍に関する書類(出生届や婚姻届、離婚届など)は「長男 長女 二男 二女」などと書きます。

「あれ? 次男 次女じゃないの?」と思った人もいるかも知れません。

一般的には「次男 次女」でも「二男 二女」でも、どちらも間違いではありません。

ただし、戸籍に関する書類は「二男 二女」と書くのです。

それは「戸籍法施行規則」の記載例が根拠になっています。

「男の子のうち」「女の子のうち」の数

 長男、長女、次男、次女・・は、すべてに「男」または「女」が入ります。

それは、「きょうだい全員の中で何番目に生まれた子供か」、ではなく、「男の子のうち何番目に生まれた子供か」「女の子のうち何番目に生まれた子供か」を指します。

  ×きょうだい全員の中で何番目に生まれた子供か

  ○男の子(または女の子)のうち何番目に生まれた子供か

例で考えてみよう

いろいろなきょうだい構成で考えてみましょう。

   正  誤
10歳 男の子  長男  
8歳 女の子 長女 次女(じじょ)
5歳 男の子  次男(じなん) 三男(さんなん)

  

   正  誤
10歳 女の子  長女  
8歳 女の子 次女  
5歳 女の子  三女  
3歳 男の子 長男 四男(よんなん)

 

   正  誤
10歳 男の子  長男  
8歳 女の子 長女 次女
5歳 男の子 次男 三男
3歳 男の子 三男 四男

一人っ子の場合は?

一人っ子でも、「長男」「長女」と言います。

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異母兄弟などの場合は?

戦前は、旧民法の戸主から見て、出生順に、長男、二男、三男と定められていました。

現在の戸籍制度では、ある夫婦の間の出生順で付けられ、父母名が記載されて区別されています。

  •  父まさお、母ゆみこ、長男たろう
  •  父まさお、母みき、長男あきら

父まさおには、長男が2人いることになりますね。

  •  父まさお、母ゆみこ、長男たろう
  •  父かずよし、母ゆみこ、長男としはる

母ゆみこには、長男が2人いることになります。

父親のいない子の場合は?

以前は、非嫡出子など、父親のいない子供の場合は、続柄は「男」「女」でした。

しかし、平成16年11月1日以降の届出では、母親が分娩した出生の順に「長男(長女)」「二男(二女)」と記載されるようになりました。

養子は?

養子は、「養子」または「養女」と記載され、長男長女とは記載されません。

養子縁組後に、実子が生まれたら、その子供が「長男または長女」となります。

自己紹介でこう言われたら

・自己紹介で「僕は三男です」と言われたら?

  少なくともほかに男の子が2人いることがわかります。

 が、女きょうだいが何人いるかはわかりません。

 姉が7人いて、10人兄弟の可能性もあります。

 

・自己紹介で「私は長女です」と言われたら?

  「しっかり者ね」と言う人もいますが、もしかしたら、兄が2人いて、末っ子の可能性もあります。 

  「長女・長男」はきょうだいの一番上とは限りません。

 

きょうだいの中で何番目かを言いたければ

 「二人目の子供です」「三人目の子供です」と言うか、「第二子」「第三子」などという言い方もできますね。

 よく芸能人のニュースでは、「第二子妊娠!」とか「第三子出産」などと報道されます。

婚活では気になる?

 人と会話しているとき、ほとんどの場合は、相手の、男女含めたきょうだい構成を知りたい場合が多いのではないでしょうか。

 長男でも末っ子だったらかわいがられて甘えん坊なのかな、とか、私は短絡的に考えてしまいます。

 また、婚活している女性は「長男=家を継ぐ。親と同居の可能性がある」と考えるかも知れませんね。

 「長男」と言わずに「三番目の子供」としか言われなかったら、家の中での立ち位置が分からないので、長男 二男というのは便利な表現なのかも知れません。

最後に

 

 先日、「第一子で生まれた長女は人生で成功する確率が高い」という記事を読みました。

内容はともかく、タイトルは「第一子で生まれた女性」でいいのではないか、と思いました。

「長女」と限定しなくても、「第一子で生まれた次女」はありえないのですから・・・。

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