川で泳ぐゾウや海で泳ぐゾウも!?世界のいきもの図鑑
公開日:
:
最終更新日:2017/09/18
その他
2016年10月6日放送の「仰天! 世界のいきもの図鑑」で、ゾウは泳ぎが上手だとして紹介されます。富士サファリパークだけでなく、世界には、川で泳ぐゾウや、海で泳ぐゾウも居るんですよ。
「仰天! 世界のいきもの図鑑」とは
テレビ東京系の情報バラエティ番組。司会は後藤輝基さん(フットボールアワー)と、北乃きいさん。
誰もが知る動物の見たことがない「本当の姿」や、ほとんどの人が「知らない生きもの」を紹介。
富士サファリパークのゾウ
日本では、富士サファリパークのゾウが泳げると話題ですね。ゾウが泳げるほど大きなプールを作ったのもすごいです。
水中のゾウの姿は、6月中旬から9月末頃まで見られますが、サファリゾーン内なので、タイミングよく泳いでいるかは分かりません。
サファリゾーン内は、車、バス、ウォーキングサファリで見学しますが、待機する場所がないので、ゆっくり進まねばならず、泳ぐまで待つことができないのです。
どうしても見たければ、17時までは、マイカーで何度もサファリゾーン内の見学ができるそうなので、チャレンジするしかありませんね。
富士サファリパークの泳ぐゾウ
泳ぐゾウ(共同通信社)
アジアゾウの生態
野生のアジアゾウは森の中に棲んでいますが、大量の餌を必要とするため長い距離を移動します。
ボルネオゾウなどは、対岸の餌を食べるために、やむを得ず大きな川を渡ることがあります。インドゾウも泳ぐとして知られています。
川を泳いで渡るボルネオゾウ
ボルネオ島には、アジアゾウの亜種の1つであるボルネオゾウが棲んでいます。
ボルネオゾウは、大陸のゾウと比べ身体が小さいです。また、1000〜2000頭と数が少なく、絶滅の危機に瀕しています。
森が乾季をむかえると、厳しい暑さと環境がボルネオゾウを苦しめます。 ゾウは、草をほとんど食べ尽してしまい、食べ物を探しまわります。
生き延びるためには川の対岸にエサを求めるしかありません。
その川は、川幅100m以上、深さ3m以上で、イリエワニが生息している危険な川ですが、なんとか泳いで渡ります。赤ちゃんゾウは命を落とすこともあります。
開発の影響なのか、川を渡る姿は近年、頻繁に目撃されるようになりました。開発でエサが少なくなっているのかも知れませんね。
海を泳ぐゾウ「ラジャン」@インド
高齢で引退してしまいましたが、ゾウの「ラジャン」は、海を泳ぐゾウとして知られていました。インド東部のハブロック島に居ます。
ハブロック島は、ベンガル湾に浮かぶマンダマン諸島の1つです。
ハブロック島は、美しいビーチがあり、海は魚影が濃く、大物も出没率も高く、透明度も高いとして、ダイビングスボットとしても有名です。
アジアゾウのラジャンは、その透き通る青い海の中を泳ぎます。鼻を水面にだして息継ぎをしながら、犬かきのように前足を使って泳ぐのです。
もともとラジャンは他の象とともに水泳を習い、木材を運んで島から島へと泳いでいたそう。
しかし森林伐採の禁止により、他の象は本島に戻りました。ラジャンだけ島に残ったのです。
海で泳ぐゾウの姿は、海が広くて美しい分、水槽や川より、絵になりますね。もう見られないのが残念です。
最後に
ゾウがこんなにも泳ぎが上手だなんて知りませんでした。
でも、ボルネオゾウなどは、泳がなくて済むなら泳ぎたくないでしょうね…。エサがないから仕方なく泳ぐという感じですし、危険を伴ってまで泳いで、子ゾウが死ぬのはかわいそうです。
インドのラジャンも、カメラサービスのために泳がされていた感じがしないでもありません。本当に泳ぎたいならいいですが、そんな気がないのに海に入らされていたのなら大変だったでしょうね。
その点、富士サファリパークのゾウは、泳ぐも泳がないも自由という環境なので、好んで泳いでいるのが分かり、安心して見られます。
ただ、ジンベエザメと泳ぐ、イルカと泳ぐ、などのアクティビティはあっても、「ゾウと泳ぐ」というのはなかなかないので、行ってみたかった気もしますけどね。
血ビーム光線? サバクツノトカゲが目から血を飛ばす理由
トカゲを出産した女性の真相は○○○○!? 世界がビビる夜