家も金もない井脇ノブ子氏の現在,議員給料や選挙にかかるお金
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最終更新日:2016/10/05
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「やる気!元気!井脇!」のフレーズで政界に進出し、一躍人気となった元衆議院議員の井脇ノブ子氏。
やる気と元気はあるはずなのに、70歳の現在、家とお金はないそうです。
井脇ノブ子氏は、2005年、自民党から出馬して、衆院選で初当選しました。いわゆる「小泉チルドレン」の1人です。
ピンクのスーツがトレードマークでしたね。初めて見た時は、男性か女性か分かりませんでした。
2014年に政治の世界から姿を消した井脇ノブ子氏が、2016年9月16日の『爆報! THE フライデー』に出演し、現在の状況を語りました。
現在の状況
70歳の現在、独身。
家もお金もなく、家は、支援者たちと共同生活をするシェアハウスのようなものだそうです。月9万8千円の年金と講演会の謝礼で生活しているそう。
ボランティアで、地域振興に関わる企業や団体の理事などを務めながら、諦めずに政界復帰を目指しているとのこと。
略歴
1946年、大分県に生まれる。9人兄弟の末っ子。拓殖大学大学院経済学研究科修士課程卒業。その後、教育者として活躍。
国会議員としては、1972年の衆院選に出馬し、落選。それ以降も度々、出馬するも当選ならず、2005年に初当選。
2009年以降は落選が続き、2014年に政界引退。2016年現在は大阪11区の自民党支部長を務めている。
国会議員の収入
議員時代には、それなりの収入があったんでしょうけれど、選挙に出馬するにはお金がかかります。そして、当選できずに、落選すれば出費だけがかさみます。
議員時代は一体いくら稼いでいたのでしょうか。
国会議員の給料(歳費)は法律で、月額129万4000円と決まっています。いわゆるボーナスである期末手当は約635万円。年収にすると、総額は2200万円ほどです。
震災の復興費用をねん出するため一時的には、2割カットしたり、変動はありますが、基本はこれが国会議員の給料です。
議員にはこれ以外にも「文書通信交通費」などの手当が支給されます。文書通信交通費は、月額100万円(非課税)、領収書の提出義務はありません。
出馬するのに必要な費用
選挙にかかる費用は、選挙の種類や地域・選挙区の規模などによって異なります。
一般的な市議会議員選挙の費用は200万円から800万円ですが、参議院選挙では6,000万円以上とも言われています。
供託金
立候補するには、供託金という制度があります。法律で決められた金額を、立候補者が一時的に法務局に預けなければいけないのです。
売名目的などの無責任な立候補を防ぐための制度で、 選挙の種類ごとに金額が決められています。
一定の得票数を満たすことができれば返却されますが、一定の得票数に達しなかったり、途中で立候補をとりやめりすると、没収されます。
供託金の金額は、衆議院小選挙区の場合で300万円。投票数が、有効投票数の1/10未満だと没収されます。
そのほかの費用
- 選挙運動に携わる事務員や労務者への人件費。
- 選挙事務所の費用。プレハブ等を仮設したなら建設費、テナントを賃貸したら賃料がかかります。(電気・水道の新設や、電話などの引き込み工事代も含む)
- 電話代、FAXなどの通信費(選挙ハガキの郵送料は無料)
- 講演会入会案内やビラ、名刺などの印刷費。(選挙ポスターの印刷代は公費負担あり)
- 選挙カーや看板、新聞広告などの広告費用。選挙カーの看板は20〜40万。
- 選挙運動員への弁当代や、選挙事務所でのお茶・お菓子などの食料費(上限あり)
- 選挙運動員が宿泊した場合の宿泊費(上限あり)
ほかには、文具や、物に対する雑費なども、かかります。
まとめ
一時的には2000万円近い年収を得ていたと思われる人が、家もお金もないという老後に陥ってしまうのは驚きです。
手元にお金が残っていないということは、議員時代の稼ぎを、私腹を肥やすために使うのではなく、国のため、次回の活躍のために投資してきたとも言えるのでしょうか。
井脇ノブ子氏は、お金がないとは言え、支援者が居たり、講演会収入などもあるようなので、老後破産とは言えませんが、どんな職種でも、老後の不安は尽きないのだと感じたニュースでした。
落選しても、果敢に出馬し続けるなど、人生においてはやる気も大事ですが、お金に関しては、老後も見据えて長期的な視点で、計画的に使う必要があります。
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