三宅乱丈とは? 漫勉に登場したイムリの女性漫画家の経歴
公開日:
:
最終更新日:2016/10/28
アニメ・ゲーム
2016年9月22日放送の「浦沢直樹の漫勉 | NHK 」に登場した女性漫画家の三宅乱丈先生。
「浦沢直樹の漫勉」とは
「浦沢直樹の漫勉」とは、YAWARAで有名な浦沢直樹先生が、普通は見られない、漫画家たちの仕事現場に密着する番組。マンガが誕生する瞬間を垣間みることができます。
どのようにマンガが描かれるのか、その行程が見られるので興味深いですね。
三宅乱丈とは
三宅 乱丈(みやけ らんじょう)。ペンネームはミケランジェロに由来。
1966年4月24日 生まれの50歳( 2016年9月現在)
出身:北海道札幌市
居住地:北海道札幌市
女性漫画家
短大中退後→バンタンデザイン研究所→ デザイン会社等に勤務 → 倒産 →漫画家を志す
1998年 「モーニング」に投稿し入賞してデビュー。実は「月刊アフタヌーン」と間違えて投稿した。
1999年 ギャグ漫画「ぶっせん」連載(モーニング)
2002年 近未来が舞台の SFアクションギャグ『北極警備隊』(イブニング)
2003年 重厚なストーリーマンガ「ペット」(ビッグコミックスピリッツ)
2006年 「イムリ」(コミックビーム)連載
2009年 「イムリ」で第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞
「イムリ」は重厚なSF作品であり、青年誌だし、名前もよく分からないので、三宅乱丈先生は男性だと思っていましたが、女性なんですね。ミケランジェロに由来しているペンネームも面白いです。
イムリとは
2006年からエンターブレインの「月刊コミックビーム」に連載中のSFファンタジーの大作。2009年には、第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞しました。
ストーリー
支配民族「カーマ」は戦争によって惑星ルーンを凍結させ、隣星のマージへと移住した。それから4000年後、過去の戦争の記憶は風化し、カーマは他者の精神を侵犯する能力を用いて、奴隷民「イコル」を最下層とする階層社会を形成していた。ルーンの氷が溶け始め、カーマ達はかつて古代戦争を争い、4000年の氷河期を経てその記憶を忘れ去った原住民「イムリ」の住む母星、ルーンへの移住を始めていた。
Wikipediaより
イムリは「カーマ」「イムリ」「イコル」という3つの民族の争いの話と言えます。主人公・デュルクは、イムリでありながら、カーマのエリートとして育てられ、挫折や葛藤を抱きます。また、デュルクには、双子の片割れミューバがおり、2人は対立します。カーマの権力闘争や、「イムリの道具」についての謎などについても描かれます。
設定が複雑でオリジナルの専門用語が多く、登場人物が多いので、さらっとは読めないかも知れません。
絵柄は好みが分かれるかも知れません。キャラクターの顔が似ていて区別がつきにくいとか、年をとって見た目が変わると分かりにくいとか言われます。
月刊誌連載なので仕方ありませんが、発刊のペースが遅いため、続きが気になるし、最新刊が出る頃には、前巻までのストーリーを忘れてしまうこともあるかも知れません…。今のところ、一年に2冊のペースですね。
進撃の巨人より面白い?
「進撃の巨人より面白いと言われている」という声があります。最初の数巻ではどうか分かりませんが、6巻ぐらいまで読めば、「イムリのほうが面白いかも」と思うかも知れません。
バトルの話を求めるなら「進撃の巨人」で、謎解きなどの面白さを求めるなら「イムリ」で、方向性が違うので、単純に比較することはできませんね。
ほかの作品
三宅乱丈先生は、2012年から、角川書店のサムライエースで「光圀伝」を連載中です。「光圀伝」の原作は冲方丁。
まとめ
1巻は設定がたくさん出てくるので、読むのが大変です。設定を忘れないうちに、一気に読むのが良さそうですね。私は単純なマンガでも、よく忘れるので、複雑なものはまとめ読みしないと難しいです…。
それに、ストーリーがどんどん動き始めるのは2巻目以降です。そうすれば続きが気になって仕方なくなります。1巻でやめるのではなく、最初は少なくとも5巻ぐらいまで一気に読むのがいいでしょう。
2016年9月現在、イムリは19巻まで発売中です。
設定は複雑ですが、この圧倒的な世界観を楽しんでください。
高杉&また子が堂本剛と菜々緒? 銀魂とはどんな話? 身長バランスは?
魔法少女育成計画は鬱展開アニメ?1話感想&DVD特典情報