年賀状の宛名を連名で書くことをやめた理由! 差出人名も自分の名前だけで出す
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最終更新日:2019/11/21
マナー
年賀状の宛名を皆さんはどうしていますか?
相手が結婚しているなら、夫婦二人宛て?
子供のいる人なら、子供の名前も含めていますか?
私は、長いことそうしてきましたが、ここ数年、宛名を連名で書くのはやめました。
その理由についてご紹介します。
宛名が連名だと転送されない
最近、離婚する人が多いですよね。
私の友人でも、たくさん離婚している人が居ます。
まめに連絡をとっている人なら離婚してすぐに知ることができますが、年賀状のやりとりしかない友人の場合は、年賀状で知らされることがあります。
離婚までいかずとも、別居している場合もあります。
そんな時、当人が郵便局に「転居届」を出していれば、年賀状等の郵便物は転送されます。
が、宛名が配偶者と連名になっている郵便物は転送されません。
離婚でバタバタしている人が、私からの年賀状を受け取りたいと考えているとは思いませんが、そのような事情で、年賀状が友人の手元に届かない可能性もあるということです。
長々と書きましたが、別に、そんな不幸なパターンを考えて、連名の宛名書きをやめたわけではありません。
「年賀状に書き添える一言」が書きやすい
年賀状にはやはり一言メッセージを添えたいですね。
表も裏も印刷のみの年賀状なんて味気ないので、私も一枚ずつ、相手のことを思い浮かべて、メッセージを書いています。
そんなとき、宛名が連名になっていると、無難な一言しか思いつきません。
なぜなら、自分が、その夫婦の妻と友達だとして、「先日は楽しかったね!」とか「また会えたらいいね!」「こっちに来る時は連絡してね!」という気楽な文は、宛名にその夫も含まれている場合は書き辛いからです。
(気にしない人は書いてもいいですが、夫が見たときにおかしいですよね?)
結果として、「またこちらにいらっしゃる時は連絡してください」と、ちょっとよそよそしいか、無難な一言になってしまいます。
差出人欄も自分の名前だけ
年賀状の差出人欄には、配偶者の名前だけでなく、子供の名前も書くのが一般的でしょう。
が、私はやめました。
添える一言が「家族からのメッセージ」にしなければいけなくなるからです。
(そんなこと気にしなければ済む話ですが、私は気になります)
「差出人に家族全員の名前を書いている年賀状」に「また飲みに行きたいね!」と書いたならば、受け取った人は「家族皆で?」と受け取ってしまうかも知れません。
家族の名前がなく、自分の名前だけにすると、離婚したかのように見えるかも知れませんが、私は、年賀状に、自分のケータイ番号やメールアドレスも書きたいので、差出人の名前は一人にしたいです。
年賀状の差出人を夫婦二人分の連絡先を書いている人も居ますが、私は自分の友達には夫の連絡先を知らせたくないし、夫の友達には私の連絡先を知らせたくないのです。
余談ですが、喪中ハガキの差出人欄には、子供の名前は不要ですよ。
年賀状を使い分けている
長々と書いたものの、「差出人名が一家そろっている年賀状」が必要な相手も居ます。
家族ぐるみのお付き合いをしている人や、家族でお世話になっている人などです。
ですから私は、「差出人が家族全員バージョン」と、「差出人が自分だけバージョン」の2つを作っています。
最後に
私が宛名を連名で書くことをやめた最大の理由は、「一言メッセージが書きやすいから」です。
宛名に家族全員の名前を書くのではなく、友人一人だけにしてからは、グッとメッセージが書きやすくなりました。
ポスターや演説にしても、「若者」や「お年寄り」など、ターゲットが明確ならば、そこで主張する内容は決めやすいです。
しかし、ターゲットが広がれば「万人に響くように」と内容はぼやけがちです。
それと同じで宛名(=ターゲット)を絞り込むことで、書く内容を決めやすくなるというのは、あるのではないでしょうか。
「年賀状とは一家宛に送るものであり、それがマナーだ」と考えている人もいるでしょうし、私のやり方が絶対正しいとは思いませんが、私は今後も、宛名は一人だけにするつもりです。