カードを財布に収納せず財布を開くという動作(アクション数)を減らす/断捨離
断捨離をしていると、「アクション数を減らす」ということを重視するようになり、アクション数が減ると、生活が快適になるのを感じる。
「アクション数」とは、下記の記事で説明したが、簡単にいうと「モノを取り出して戻すまでに行う動作の回数」である。
アクション数は、持ち物が多いと増えてしまいがちである。(必要なモノを取るために、手前にあるモノをどける、という手順が増えるため)
キーキーパーR(シリコン製キーカバー)があれば日々の手間を減らせる!
財布は日々の生活の中で、ほぼ毎日使う。
そして、折り畳み財布であろうが、長財布であろうが、ほとんどの場合、「財布を開く」という動作を伴う。
その「開く動作」を減らしたいと私は考えた。
現金を使う機会が減る
財布は常に持ち歩くが、現金を使う機会が減ったと感じるのは、私だけではないはずだ。
私がよく行く店で、現金しか使えない店はわずかである。
働く主婦である私が一週間のうち、行く店は決まっている。
行く店舗 | 支払い方法 |
近所の大型ショッピングモール内の店舗 | 電子マネー orクレジットカード |
チェーン店のカフェ スーパー ドラッグストア |
電子マネー orクレジットカード |
クリーニング店 | 現金のみ |
極端に言えば、クリーニング店に行かなければ、現金は必要ではない。
また、普段は職場に手作り弁当を持参するが、たまに、弁当を外で買う際、現金が必要となる。しかし、それもコンビニなどで買えば、現金は不要だ。
ほかに、私が行く店では、郵便局、美容室、ケーキ店、ラーメン店などの小さな飲食店などが現金のみの取り扱いだが、基本的には、電子マネーの普及で、現金はほとんど必要ないと感じる。
財布は小さいものを使用
現金の出番が減ったことと、荷物をコンパクトにしたいという理由から、私は、財布は、とても小さなものを使っている。
バレンシアガの財布「ペーパー ミニウォレット」は、コンパクトなのに、かわいく、お札を畳まずに入れられるので気に入っている。
小さなバッグにも入れられる。
以前は、バッグを替える度に、長財布と折りたたみ財布で、入れ替えていたが、今は面倒なため、小さな財布にしているのである。
小さな財布なら、どんなバッグにも問題なく入れられる。
ただ、小さいだけあって、三つ折りなので、いちいち開くのが面倒である。
またカード類は2、3枚しか入らない。
私の持ち歩きたいカード
クレジットカードやポイントカードをたくさん持っている人もいるが、断捨離が趣味の私は、カードも厳選している。
私が毎日持ち歩きたいのは、次のものだ。
- メインのクレジットカードとして楽天カード(電子マネーの楽天EDYつき)
- スーパーのポイントカード
- 免許証
- 交通系ICカード(ICOCA)
- 自宅門のカードキー
ICカードが一枚なら
ご存知のように、ICカードは、財布の中に入れたままでも、支払いをしたり、改札を通ったりすることは可能。
ただし、それは、所有しているICカードが1枚の場合に限る。
2枚以上になると、認識してくれないのだ。
2枚以上のICカードを使う場合には、次のようなICカードセパレータが便利。しかし、ICセパレータを使うなら、財布ではなく、パスケースの方がいいだろう。
ICセパレータを入れる分、パスケースにやや厚みが出てしまうという難点はある。
また、3枚以上になるとお手上げだ。
カードだけをコンパクトに収納できるケース
普段、現金をあまり使わないのだから、いっそのこと、現金とは別に、カードだけを持ち歩こうと考え、これ↓を見つけた。
両面ともに同様のポケットがあり、中央にも1枚入る。
カードだけをコンパクトに収納できて、かつ「開く」必要がないところがポイントだ。
カードケースは数あれど、多くは、多数のカードを入れる形だったり、開く必要のあるものだ。
このカードケースなら、実際、持ってみて、私の持ち歩きたい5枚は問題なく収納できる。
1枚だけ上に飛び出しているのは、この向きで入れた方が取り出しやすいからだ。
↓真ん中の部分だけ、切り込みがないので、横向きに奥までカードを入れてしまうと、出し入れしにくい。
真ん中には、免許証など、「普段出し入れしないが携帯が必要なカード」を入れるのも手かも知れない。
財布のようにフタはないが、カードが落ちる心配はなく、使いはじめてから3か月の間、中のカードが落ちたことはない。
フタがなく開く必要のないカードケースを使った効果
これまで、クレジットカードを財布の中に入れていたので、
- バッグから財布を取り出す
- 財布を開く
- カードを出す
- 財布を閉じる
- 財布をバッグにしまう
という手間がかかっていたのが、2と4がなくなった。
アクション数が5回→3回になったのである。
「外側にカードポケットのある長財布」なら、財布を開かずに、カードを出すことはできるだろうが、私は飽くまでコンパクトさにこだわった。
また、「外側にカードポケットのある折り畳み財布」の場合は、入っても、1、2枚だろうから足りない。
↓片側にこれだけポケットのある、こういうタイプでもいいのだが、全てのポケットにカードを入れたら、カードの出し入れがし辛くなるだろう。
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持ち歩く小物は増えたが
カード類を現金と一緒に財布に入れている人は、財布一つだけで済むが、私の場合は、「小さな財布」と「カードケース」という2つを持ち歩くことになる。
最初は、「一つにすべてをまとめたい」と考えていたが、毎日の手間を考えると、今のスタイルの方が快適である。
とくに、近所の大型ショッピングモールに行く際は、買い物の度に、クレジットカードを取り出す。
日に10回買い物をしたとしたら、日に10回カードを取り出すのだ。アクション数は少ないに越したことはない。
ほぼカードしか使わないため、現金の入った財布は、ずっとバッグの奥に入れっぱなしということもある。財布をバッグに入れているのは、万が一の時のための保険である。
財布とカードケースを別々に持つメリットはある。
万が一、カードケースか財布のどちらかを落としたとしても、一方があればなんとかなる。「リスク分散」の手段と考えることもできるのだ。
よく使うモノにすぐ手が届くように
日々の収納は、よく使うモノにすぐ手が届くように、動線を含めて考えるものだ。毎日使うモノを、わざわざ取り出しにくい場所に収納する人はいないだろう。
その考え方は、「家の中の収納」だけでなく、「普段持ち歩く荷物」についても、応用できる。
持ち物を減らして、欲しいモノにすぐアクセスできる。
そんな環境を作ることが、快適な生活につながる。
皆さんも、自分のライフスタイルに合わせて、カードや現金の持ち方を考えみてはどうだろうか。
追記:非常用避難袋には現金を
台風21号や、北海道地震など、最近、天災による大規模停電が問題になっている。
当然ながら、停電になると、「現金を持ち歩かず、電子マネーのみのキャッシュレス派」は困ることになる。
私は以前から、非常用避難袋に現金を入れていたが、意外と現金を入れている人は少ないのだろうか。
いくら日常で、財布自体が必要でなくなったとしても、避難袋には現金を入れておこう。
お釣りが不足する事態に備えて、小さなお札と小銭にしておくとなお良い。