血ビーム光線? サバクツノトカゲが目から血を飛ばす理由

公開日: : その他

 2016年10月6日放送の「仰天! 世界のいきもの図鑑」で、ビーム光線のように、目から血を飛ばすトカゲが紹介されます。その名前はサバクツノトカゲ。

「仰天! 世界のいきもの図鑑」とは

フットボールアワーの後藤輝基さんと、北乃きいさんが司会を務める、テレビ東京系の情報バラエティ番組です。

誰もが知る動物の見たことがない「本当の姿」や、ほとんどの人が「知らない生きもの」を紹介。独自の視点で、世界に1つだけの図鑑を完成させます。

サバクツノトカゲとは

    私は、サバクツノトカゲの名前も、目から血を飛ばすトカゲのことも初めて知りましたが、ネット上では、以前から話題になっていたようです。

  • イグアナ科ツノトカゲ属。(ツノトカゲ科とする説もあるそう)
  • アメリカ西部の砂漠や荒地に生息
  • 小柄で、全長7-13cm
  • 後頭部に、やや短い角のような鱗がある
  • 昼行性
  • 動物食の強い雑食。主にアリを食べるが、植物質も食べる
  • 日本にもペットとして輸入されている

確かに、イグアナっぽい見た目をしていますね。

サバクツノトカゲ

サバクツノトカゲ

サバクツノトカゲの防御方法

サバクツノトカゲが敵に遭遇した時の防御方法は、主に下記のような方法です。

 ・体を平たくして相手をやり過ごす。または、茂みの中へ逃げこむ

 ・身体を膨らませる

 ・口を大きく開けて、相手に噛みつき威嚇する。

 ・眼から相手の眼を目掛けて、血液を射出する 

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目から血ビームの秘密

目から血を射出するという防御方法は、最後の手段です。なぜなら、体内の3分の1の血液を放出してしまうからです。命がけですね。

 ですから、オオカミやコヨーテなど勝ち目のない相手に襲われたときに、目から血を飛ばすという攻撃に出ます。 

飛距離は1~1.5mもあり、相手の目をめがけて、噴射します。 

その血液には、天敵の犬科動物が嫌がる成分が含まれています。この成分は、おそらく、エサのアリから摂取しているのだろうとのことです。

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天敵がひるんだすきに、サバクツノトカゲは逃げます。何度も使える手段ではないので、必死ですね。

目から血を出すというより、厳密には、目の端にある血管から噴出しています。正真正銘の血液なんですね。

 まとめ

テッポウウオが水を飛ばすのは、虫などのエサをとるためですが、サバクツノトカゲが血を飛ばすのは、防御のためだったんですね。

体内の血液の3分の1を失ったら、人間だと、立てないぐらいになりますが、サバクツノトカゲは、逃げられる元気はあるのだからすごいです。

そんなに血を出さなくても…と思いますが、飛距離を出すためには、ある程度の量が必要ですもんね。

血ではなく、スカンクのオナラみたいに、命がけでなく使える防御方法があれば良いのに、と気の毒な気もします。とは言え、ほかのカエルは、これほどの防御方法を持っていないことを考えれば、サバクツノトカゲはまだ恵まれているのかも知れませんね。

たまに「ペットのヘビが逃げ出した」とかいうニュースを聞くことがありますが、サバクツノトカゲも日本にペットとして輸入されているため、もし逃げていたら、そのへんで遭遇することもあるかも知れませんね? 子供が捕まえようとして、いきなり血を飛ばされたら怖いでしょう…。

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