“斉藤さんの家”はミシュラン掲載の古民家の宿!兵庫県篠山の集落丸山

公開日: : 最終更新日:2017/11/26 宿

2016年9月30日(金)放送の「沸騰ワード10 本当に泊まりたい秋の最新宿SP」で、ミシュランに掲載された兵庫県の篠山にある「集落丸山」の宿泊棟「斉藤さんの家」が紹介されました。

「沸騰ワード10」とは

バナナマンが司会を務める「業界×流行×ドキュメント」がテーマの業界リサーチバラエティー番組です。番組ディレクターが、世界から集めた、今後、絶対ブームになる「流行の源泉」を紹介します。

「丹波篠山 古民家の宿 集落丸山」とは

「集落丸山」は、築150年の古民家を改修・改築した「宿」です。2009年10月開業。

篠山市の中心部から車で6~7分。川には魚が泳ぎ、田畑の広がる、のどかな農村に「古民家の宿 集落丸山」はあります。

宿泊棟には「明かり(佐古田家)」と「ほの穂(斎藤家)」の2棟があり、一棟貸切のスタイルです。 

 集落丸山は、2015年に発行された「ミシュランガイド兵庫2016特別版」に掲載されました。

 また、集落丸山では、ミシュランで星を獲得したそばの名店「ろあん松田」(後述)の特製和朝食がいただけます。夕食は「ひわの蔵」の里山フレンチです。

滞在中は農業体験や、ワークショップなどのアクティビティも楽しめます。

集落丸山の詳細情報

  • 集落丸山 
  • 〒669-2361兵庫県篠山市丸山30 
  • TEL:NIPPONIA総合窓口 0120-210-289
  • HPからも予約できます。
  • [電車の場合] JR福知山線「篠山口」駅で下車 (JR大阪駅から丹波路快速で65分)。篠山口駅からタクシーで20分(北東へ9km )
  • [車の場合] 舞鶴若狭自動車道の「丹南篠山口IC」から北東へ8km (約15分) 

「斉藤さんの家」とは?

古民家集落の「集落丸山」にある宿泊棟2棟のうちの1棟が、斎藤家の「ほの穂」のことです。番組欄の表記は「斉藤さん」と書かれていますが、正しくは「斎藤」ですね。

斎藤さんの家には、昔ながらのおくどさん(かまど)と五右衛門風呂(現在は給湯式)が残っていて、茅葺の深い屋根を利用してロフトが設置されています。

テレビや時計はなく、和室には炉が切ってあるので、茶室としても使えます。

 

古材をそのまま使い、昔に戻す手法で快適に滞在できるよう、改装されています。五右衛門風呂もありますが、バスルームやトイレはホテル並みに改装されているのが嬉しいですね。

古民家と言っても、寝室にはベッドが用意されています。無線LANでインターネット接続もできますし、電動自転車(レンタサイクル)もあり、昔ながらの日本を、不便さを感じることなく、快適に堪能できるのです。

「ろあん松田」とは?

「ろあん松田」は、集落丸山の奥にあるそば処で、蕎麦通の間で「関西の至宝」と呼ばれています。じっくりと手間と時間をかけて調理した旬の野菜とそばが味わえます。

Sponsored Link

ミシュランガイド2016兵庫特別版」(2015年発行)では、一つ星を獲得。

店舗情報

  • ろあん松田
  • 住所: 兵庫県篠山市丸山154
  • 電話番号: 079-552-7755
  • アクセス:【車で】篠山口から25分、篠山市役所から15分
  • 営業時間: 11:30~/13:30~(予約制)   夜の部17時から相談可
  • 定休日  火曜日、水曜日
  • 備考: 乳幼児の入店はできません。

限界集落からの転換

限界集落であった場所を再生した、古民家の宿「集落丸山」。開業前は、4世帯しか済んでおらず、それ以外はすべて空家になっていました。

そして、美しい村の古民家と自然環境を後世に伝えるために、住人は集落丸山をNPO法人化。

空き家の持ち主から10年契約で建物を借り受け、有志からの出資や補助金をもとに、古民家を改修。「日本の暮らし」を体験する滞在施設として運営することにしたのです。

斎藤さんの家の玄関には「斎藤」の表札がかかっていますが、それは、所有者が以前からの持ち主のままだからなんですね。

宿泊施設の開業後も、わらじを編んだり、泥団子を作ったりというワークショップを定期的に開催して、集落以外の人たちが、丸山を訪れる機会を増やせるように努めています。

古民家を利用した宿

篠山にはほかにも、古民家を改修・改築した宿があります。

下記は楽天トラベルから予約できます。

 
 
じゃらんから予約したい場合はこちら→篠山城下町ホテルNIPPONIA

最後に

 昔ながらの日本なのに、ベットもあれば、無線LANもあり、昔の雰囲気は楽しみつつ、快適に過ごせる「斎藤さんの家」。

最近、流行っている「グランピング」というのを思い出しました。グランピングとは、グラマラス×キャンピングを合わせた造語で、自然の中に快適な宿泊スペースやサービスが用意してあり、自分でテントを張ったりするような面倒なことはせず、楽しむことだけできます。

要するに、おいしいとこどりができるのです。「斎藤さんの家」も、グランピングに通じるものがあると思いました。悪い意味ではなく、気楽に体験してみたいという人たちを取り込めますよね。

 今後、人口は減りますし、限界集落はどんどん増えていくことでしょう。集落丸山は、限界集落と空き家の問題を解決したいい例なので、簡単なことではありませんが、参考にできるといいと思います。

 テレビで紹介されると一気に予約が増えそうですね。2棟しかないので、なかなか行きたい時には予約がとれないかも知れませんが、田舎体験ができて、子供も喜びそうで、何より、関西圏からだと、それほど遠くないのがいいですね。

 今まで、丹波篠山と言えば、私は、丹波の黒豆や、ユニトピア篠山などのイメージしかありませんでしたが、ぜひ行ってみたい宿だと思いました。

スマステで紹介!鬼平犯科帳のPA鬼平江戸処で一本うどんを食べよう

2017年GW大型連休,秋の連休はいつ? 旅行オススメスポット

PAGE TOP ↑