フィギュア友野一希3位! クラスノジョンの4回転ループとは? JGPスロベニア2016

公開日: : 最終更新日:2016/10/09 スポーツ

2016年9月21日〜24日に、スロベニアで開催された「ジュニアグランプリスロベニア大会」で、日本の友野一希選手が3位入賞を果たしました。

優勝は、アレクセイ・クラスノージョン(アメリカ)。彼は、世界初の4Loを決めました。

4Loとは、4回転ループのことで、これまで誰一人として試合で回ったことがないと言われてきましたが、今回、アレクセイ・クラスノージョンが4回転ループと認められました。

JGP大会2016のスコア

ジュニアグランプリスロベニア大会2016のスコアは次の通り。

男子

  • 1位 クラスノジョン(アメリカ)211.18点
  • 2位 スキルダ(ロシア)208.28点
  • 3位 友野一希202.57点

放送予定

「JGPスロベニア大会2016」は2016年10月2日(日)の13:55〜15:54 BS朝日で放送される予定。

第4戦 ロシア大会

第5戦 スロベニア大会

友野 一希選手とは

友野 一希 (ともの かずき)

1998年5月15日生まれの18歳(2016年9月現在)

フィギュアスケート選手(男子シングル

大阪府堺市出身。身長159cm。

2015年全日本ジュニア選手権2位。

所属クラブは、在学中である浪速高等学校。

2016年9月上旬に行われた「フィギュアスケート・ジュニアGP日本大会」では、ショートプログラム(SP)では6位。フリーでは145.57点を出し、3位に。合計212.04点で4位に入りました。4回転サルコーという大技もこなし、自己ベストは30点以上を更新しました。

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4回転ループのすごさとは

3位入賞を果たした友野君もすごいですが、優勝したアレクセイ・クラスノジョン選手が決めた4回転ループは世界初と言われます。

それは、どれぐらいすごいことなのでしょうか。

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ループジャンプとは、右足で踏み切り、トウを使わないジャンプ。ループジャンプでは、跳ぶ瞬間に、イスに座ったような格好になります。

以前から、羽生弓弦さんが4回転ループの習得を目標に掲げて頑張っていました。

クラスノージョン選手に史上初を奪われてしまいましたが、日本選手も追いついてほしいですね。その可能性もなきにしもあらずなんです。

実は、史上初というのは「公式競技大会で跳んだ選手は初めて」という意味で、練習で4回転ループを跳んだ人は日本人選手を含め何人か居るからです。

エフゲニー・プルシェンコ選手、コンスタンチン・メンショフ選手、ケビン・レイノルズ選手、アルトゥール・ガチンスキー選手、本田武史氏(現コーチ、解説者)などが、練習で4回転ループを成功させたと言われています。

日本では、2016年の公式練習で、宇野昌磨(うの しょうま)選手が4回転ループを成功させました。しかも3度も。

羽生結弦選手は、エキシビジョンで4回転ループを、少なくとも3度は成功させています。

4回転ループを成功させると、基礎点は12.00となり、4回転サルコウより1.50、4回転トゥループより1.70、点数が高くなります。クラスノジョン選手の優勝も納得ですね。

まとめ

友野一希選手、本当におめでとうございます。最高の笑顔でした。

次から次へと、日本は、有望な選手が現れますね。

友野一希選手はまだ18歳ですし、今後の活躍が期待されます。

クラスノージョン選手が成功させた4回転ループジャンプは、公式練習やエキシビジョンで跳んでいる人は居るので、今後、彼以外にも、公式試合で跳ぶ選手が現れてくるかも知れません。

昔は3回転でもすごいと思ったのに、フィギュアの世界の技はどんどん進化しますね。4回転は、跳び方によっては、きっと足に大きな負担となってしまうでしょうし、身体に気をつけて頑張ってほしいです。

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