マツダはもみじまんじゅう式ピアノでからくり改善!林先生が驚く初耳学
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2016年12月4日放送の「林先生が驚く初耳学」で、マツダの「もみじまんじゅう式ピアノ」という「からくり改善」が紹介されるようです。からくり人形にヒントを得たという「からくり改善」とは何なのでしょうか?
「林先生が驚く初耳学」とは?
「林先生が驚く初耳学」は、毎日放送制作の教養バラエティ番組です。
メイン出演者は、予備校の東進ハイスクール講師の林修先生。世間であまり知られていない情報や、知恵などを「初耳ネタ」として、募集して、寄せられたネタから、博学で有名な林先生に出題します。そのネタが林先生にとって初耳だった場合は、初耳学に認定されます。
12/4(日)の放送では、マツダの「からくり改善」が紹介されます。
「からくり」とは?
「からくり」とは、日本の、古い時代の機械的仕組みのことです。漢字は「絡繰」「唐繰」「機巧」「機関」などと表記されます。
語源は「からくる」(=意味:「糸を引っ張って動かす」)という動詞の連用形の名詞化といわれています。
からくりの文化は、西洋技術の、とくに機械時計によって開花しました。17世紀頃から機械時計に使われていた歯車やカムなどの技術を、人形を動かす装置として応用して「からくり人形」が作られ始めました。
「からくり人形」には、歩く、止まる、回るなど、からくりのメカニズムが凝縮されています。
「からくり改善」とは?
「からくり改善」とは、からくり人形のメカニズムをヒントにして、生産現場で、お金をかけずに工夫して、改善する方法です。
「からくり改善」は公益社団法人 日本プラントメンテナンス協会の登録商標です。
改善事例としては下記のようなものがあります。
- てこの原理や滑車、ワイヤー、オモリ、自重や傾斜、カムを応用した改善事例
- 空気、真空、流体、液体の圧力などを利用したからくり改善事例
からくり改善についての動画↓
マツダのからくり改善とは?
マツダでは、高品質なクルマづくりのために、積極的に、改善活動を推進しています。
具体的には、作業にかかる負担や時間、コストなどを減らして効率化したり、作業者のアイディアを採用することで、モチベーションを向上させたりしています。
この改善活動への取り組みは、マツダ関連企業の改善活動の一環として、「J-ABC*からくり改善道場」を開催して、グループ全体の取り組みに発展させています。
そして、マツダは、2016年9月、「からくり改善®くふう展2016」に出品しました。
2016年の本社工場の作品は「安心してくださいー巻いてますよ」や、「サイクリック戦隊『定量とれるんジャー~』」、「Y・D・K(やれば・できる・カイゼン)ボルトコースター」「チェケラッチョ アゲラッチョ」など、ネーミングが面白いです。
いずれの作品も作業を容易化したり、負荷を軽減させるなどのアイディア満載です。
マツダのからくり改善の今年の出品内容についての詳細はマツダのHPで詳しく紹介されています。
マツダの「もみじまんじゅう式ピアノ」とは?
最適な方法はないかと試行錯誤する中で、「もみじまんじゅう」の製造工程で、金型にブラシで油を塗る機械を見て、「油をブラシで塗れば良いんだ」とひらめいたそうです。
しかし、作業員の負担や電気使用量を増やすわけにはいかないので、元からあるコンベアーの動力に着目。
からくり改善後↓
詳しくは下記のマツダのブログをご覧ください。
2013/8/29:生産現場の改善魂が生み出した”からくり”とは?
からくり改善について書かれた本
からくり改善について書かれた本は、下記のアマゾンや楽天市場から購入できます。
最後に
お金をかけずに、知恵を出して改善するというのはいいですよね。「からくり人形」にそのヒントを求めるとは意外でした。からくり人形は、たくさんの知恵が凝縮されているのだなぁと思いました。
私は、作業を効率化させるのは大好きなので、私の仕事にも応用できないかと思いましたが、からくり改善が使えるのは、主に工場などの生産現場ですよね…。
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