節約は毎月の固定費から! ガラケーが格安スマホに勝る理由
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最終更新日:2019/03/23
節約術・断捨離
ちまちま節約しても、大した金額にはなりません。
がっつり減らすなら、毎月の固定費を減らすことです。
家計を圧迫する通信費
私は、ガラケー愛用者です。
よく驚かれますが、月々の支払いは1303円です。年間で15636円になります。
スマホ利用者の毎月の通信費はいくらぐらいでしょうか。
仮に少なめに見積もって5000円としても、年間では6万円。
月々の金額は大したことなくても、年間にしたら、大きな額になっています。
安倍首相が携帯料金の値下げに言及するように、通信費は、家計への負担が大きいのです。
私のガラケー料金プラン
私はdocomo(ドコモ)。機種はL-03B。2010年6月に購入しました。
プラン「FOMAタイプSSバリュー」の基本使用料は1864円ですが、いちねん割引で-470円、ファミリー割引基本料で-470円となり、基本使用料が924円。
毎月、無料通話が1000円分つきます。電話はほとんどかけません。かけても短め。
Eメールは使うのでiモード使用料が300円。
ガラケーでインターネットはほとんど利用しないのでパケット定額サービス(パケホーダイ)は契約していません。
ガラケーでEメールは受信できますが、友人たちには「急ぎの用以外はパソコンに送って」と言って、パソコンに送ってもらっています。
保険(ケータイ補償)に入ると月々380円かかると言われましたが、ガラケーはそもそも本体の料金が安かったので、入りませんでした。結果としては、6年以上使っているのに壊れていないので、保険は入らず正解でした。年間4560円が6年で27360円なので、その分、節約できました。スマホだと本体が高額なので、保険は入るほうが安心ですね。
詳細な利用内訳は次の通り。
なぜスマホなしで平気か
私は子供の時からパソコンが趣味で、家ではパソコンでインターネットを使いまくりです。「スマホを使いこなしてそう」と言われてきましたが、未だガラケーです。
スマホがなくても大丈夫な理由は次の通り。
・出先でインターネットを使わないから
行き先は事前に調べて、必要なら地図を印刷しておきます。お店のクーポンも印刷しておきます。SNSも家でのみアクセスします。
・友人との待ち合わせは事前に決めておく
急な変更の連絡はEメールか電話でします。
・移動時間や、ヒマな時は読書する
ヒマな時間は資格勉強や、そのほかの読書など。スマホをやめて本にすれば、軽いネット断食ができますよ。
ガラケーにすることのメリット
- 月々の通信費の節約になる
- すぐ返事をしなくても済む
- 自分の時間ができる → 生産性が上がる
すぐ返事をしなくても済む
スマホユーザーは皆、LINEに限らず、レスポンスが早いです。
「早く返事しなければいけない」と、スマホに縛られているようにも見えます。
昔、「ケータイを持ったら、人から連絡が入ってすぐ捕まっちゃうから敢えて持たない」と言っている人が居ました。確かに、自分がしたいことがある時に用事で電話をかけられり、「すぐに来い」と言われたら迷惑です。
ガラケーだと、LINEは「やってない」と断れるし、「既読なのに返事がない」だの言われずに済みます。
自分の時間ができる
スマホはあなたの生活を便利にしています。仕事においてもです。スマホによって生産効率を上げる人がいる反面、ほとんどの人は生産効率を下げています。
スマホで人と、つねにつながり、自分の時間を奪われているのです。多くの人は、スマホが鳴ったらすぐ気にしてしまいます。
「中断せずに集中する時間」は大事です。仕事中でも、勉強中でも、家事の途中でも、中断されるのはとても効率が落ちるのです。
LINEが入っても無視できる人はいいですが、すぐ見てしまう人も多いでしょう。ほんの数分かも知れませんが、年間にしたら、かなりの時間となり、スマホによる効率の低下による影響は大きくなります。
たとえ作業を中断せずとも、仕事しながらスマホを利用するのもいけません。同時にいくつもの作業をするマルチタスクは非効率だからです。
作業を中断し、生産性を落とし、「得られるはずだった利益」を失うことは避けましょう。
試しに一日、スマホを見ないで過ごしてみましょう。その時間でどれだけのことが出来ますか。年間にしたら、簡単な資格を取れるほどの勉強時間ができるかも知れません。
ガラケーで不便を感じたとき
もちろん、スマホがないことで不自由を感じることもあります。
・旅行中
地方に遊びに行った時、直前に決めた店のURLを送られても、私は出先では見られないので、不便です。
でも、それは早めに決めてもらえばいい話ですし、分からない時は駅などで待ち合わせして行けばいいので、なければないでなんとかなります。
ガラケーでもパケット定額サービスにしたら料金を気にせずネット閲覧できますが、そうすると節約効果が少なくなるので、パケット定額は利用しません。
・アプリでの割引を利用できない
「アプリで登録すればお得です」というキャンペーンをしている店は多いです。
それが利用できないのは残念ですが、ガラケーの通信費の安さを考えれば、「アプリによる割引額」より、「ガラケーで浮く通信費」のほうが勝っています。
・メールに気づいてもらえない時がある
スマホ利用者はLINEでやりとりするため、Eメールが届いても気づかない時があるといいます。ほとんどの場合は大丈夫ですが。
また、友人は、LINEで一斉に連絡する時など、私には別の手段で連絡しないといけないので面倒だそうです。
でも、「LINEでないと面倒」と言われるなら、そういう人は連絡してくれなくて構わないと、私は思っています。
スマホのままでもプラン変更
昔は洗濯機や冷蔵庫がなくても生活できましたが、現代ではムリなように、人は一度、便利なものを手にとってしまった人は、二度と手放せないでしょう。
私も、スマホを使ったことがないから、ガラケー生活ができているとも言えます。
「出先ですぐ調べられないと不便だ」「事前に調べておくのは手間だ」という人も居ます。
確かに忙しくて、家に居られる時間がほとんどない人にとっては、スマホは便利でしょう。
注意してほしいのは、忙しい人が隙間時間を有効に活用しているつもりでも、意外と、スマホ利用に割いている時間は長くなってしまうものです。
せめて、自分の時間を奪われないよう、使用時間を制限し、データ通信料を減らすようにしたらどうでしょうか。月々の支払いも減り、節約になります。
そして、生産性も上がります。ほかのことに使えたかも知れない時間、勉強できたかも知れない時間を失うことがなくなります。
iPod touchを検討
ガラケー+iPodがお得いうのは過去の話かも知れませんが、これだけwi-fiスポットが増えている現代なら、それもいいかも知れません。
私もiPod touchの購入を検討しましたが、今、とくに必要なシーンがイメージできないので、購入はやめました。
iPod touchを持ち、wi-fiの使えるエリアだけでインターネットを使うことにすれば、短時間のデジタル断食ができるかも知れません。要は、際限なく見続けることが問題なのです。
最後に
格安スマホの登場によって、ガラケーとの、金額的な節約効果の差は少なくなってきました。
しかし、「便利な反面、スマホに拘束される」ことによって、仕事効率の低下を招いている人にとっては、目に見える金額以上の損失です。
スマホによって、うまく仕事効率を上げている人はいいのですが、町には、つねにスマホをいじる人が多いです。
デジタル断食という言葉もありますが、ガラケー利用者の私は、外出中や旅行中は、自然とデジタル断食できています。
このメリハリは、オススメです。