お葬式にケリーバッグ!?通夜告別式でのアリナシを考える

公開日: : マナー

先日、告別式に参列しました。

その際、バッグは、ロエベの黒のアマソナ(革)を持っていこうかと思ったのですが、「革はやっぱりダメだな」と思い、服装や持ち物・ヘアメイクなど、いろいろ調べて、再確認しました。 

革のバッグはダメ

黒のバッグなら何でもいいだろうと思っていたのですが、「革」は殺生を連想させるので、ダメだそう。

どうりで、フォーマルバッグはどれも布製のものばかりなわけです。

また、金具が見えるものもNGとのこと。

ロエベのアマソナは、飾りの金具がついているし、ファスナーの金具も丸見えなので、ダメですね。

金具がダメということで、厳密には、腕時計も素材によってはNGです。

直前で外すつもりでしたが、忘れてしまいました。

よく見たら、私以外にも、光る素材の腕時計をしている人はたくさん居ました。

さすがにダイヤがビッシリついているような派手な腕時計をしている人は居ませんでしたが、シンプルなものをつけている人は多かったので、これは、アリだろうと思いました。

実際のところは? 黒のケリーも居た

実際のところは、上記のようなマナーをしっかり守っている人は少ないです。

エルメスのケリーバッグを持ってきている人も居ました。

ケリーバッグは、もちろん布製ではなく革製なので、NG

しかも、金具の飾りがついていますね。

そういう意味では厳密にはNGです。

友人が持っていたので、「告別式ではやめたほうがいいよ」と言ってあげたかったですが、言えませんでした。

(余計なお世話ですもんね。友人とは言っても、親友と言えるほどの仲ではありません。

そういう注意は親などがするべきことですが、アラフォーになって、ケリーを持ってきてしまうということは、親もうるさくない家なのでしょう)

持つべきバッグは下記のようなものが正解↓

 

派手ネイルは手袋で隠す

ド派手なネイルをしている人たちの間では、「お葬式では黒い手袋をする」がお約束のよう。

数人、そういう人を見かけました。

急に、ネイルとることはできないですもんね。

でも、やはり黒の手袋は違和感はありました。しかし、喪服と一緒に用意しておくべきでしょう。

 

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コートぐらいは用意しよう

寒い時期、盲点はコートです。

さすがに、アラフォーともなると、皆、喪服は用意しています。

が、コートまで気がまわっている人の少なさに驚きました。

私の母は、私が結婚する時に、喪服と一緒に黒のコートも用意してくれました。

10年以上前のコートなので、古いですが、告別式の時には活用しています。

「黒いコートがない」ということで、黒のダッフルや、紺のモンクレールのダウンを着ている人が居ました。

そういう人たちは、会場手前で脱いで入っていましたが、やはり肩身の狭い思いをしますよね。

コートは小物と違って、手に持つことで見えてしまうので、紺のダウンは目立っていました。

告別式は寒い時期にも多いので、黒のコートは一枚用意しておくといいと思います。

 

 

タイツはダメ

冬のお葬式でコートは盲点ですが、もっと盲点はタイツです。私も、あやうくタイツを履いてしまいそうでしたが、やめました。

タイツはカジュアル衣料であって、フォーマルではないのです。ですから、いくら黒でも、タイツはNG。

黒ストッキングにしましょう。

黒ストッキングとは、30デニール以下のものです。

伝線したら目立つので、予備ストッキングを持参しておくのもオススメです。

サブバッグも必要

フォーマルバッグは小さくて、ほとんど荷物が入らないので、サブバッグが必要です。

ひとつあると重宝します。

 

どんな考えの人が居るか分からない

多くの人は、SNSで「友人だけに公開」した投稿では、気が緩んで、あまり深く考えずに発言などをしてしまうことがあるかも知れません。

反対に、「公開制限をかけていない投稿」や、ブログなどの場合は、誰が見ているか分からないから、発言には気を遣うでしょう。

それと同じで、「身内だけの集まり」や「友人だけの集まり」ならば、多少、マナー違反でも、「この人は帰国子女だから」とか「この人は合理的な人だから」などと、性格を分かってくれていたり、おおめに見てくれたりすることもあるでしょう。

ところが、「告別式」というのは、誰が来るか分かりません。新郎新婦が招待客を選ぶ「結婚式」と違い、「告別式」は基本的には誰が参列してもいいのですから、より「広い範囲」になりえます。

人が多くなればなるほど、考え方もさまざまで、どんな考えを持った人が居るか分かりません。その中には、古風な考えをもち、「お葬式に革のバッグで来るなんて非常識だわ」と思う人も居るかも知れません。

それが、参列者の一部ならまだしも、遺族だったりした場合はどうでしょう。

友人本人や、友人の親御さんの葬儀に出席しているのに、その遺族から「あの子の友人はマナーがなっていないわ」と判断されたり、あなたのせいで、「非常識なお友達が多いのね」と、その友人の株を下げることもありえます。

お金がなくて買えないのなら仕方ありませんが、エルメスや、ほかのブランドバッグが買えるようなお金があるなら、布製のフォーマルバッグを購入しておくのがいいのではないでしょうか。

最後に

葬儀に参列する時は、すべてを黒で用意しなければいけないものの、実際のところは難しいですよね。

私は、ハンカチがなくて慌てました。黒か白の無地が必要だったのですが、なかったので、涙は流せませんでした…。

遠方から来たのか、大きな派手めのピンク色でラメ入のバッグを持った人が居たので、黒がないなら、せめて地味な色にしたらいいのになと思いました。

参列する気持ちが大事なので、細かいことは気にしなくていいのかも知れませんが…。

慌てなくていいように、日頃から準備しておきましょう。

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