サプライズをやめるべき理由!女性の心理を実例を交えて紹介
アラフォーともなると、友人たちから、これまで、恋愛や結婚の経験談をたくさん聞いてきました。
その中には「サプライズ好きの彼氏・夫」をもった友人も何人かおり、その話が興味深かったので紹介します。
こんなサプライズは嫌だ
急に素敵なレストランに連れて行く彼氏(夫)
男性なら、こういうのを女性は喜ぶと思うかもしれません。
実際、このサプライズを受けたHちゃんは、「素敵なレストランに行けたこと自体」は喜んでいました。
しかし、不満も募っていました。
それは、「素敵な店に行くなら、もっとヘアメイクや服装を素敵にしたかった」という希望があったのです。
女性というのは、「居酒屋に行くならカジュアルに、高級フレンチに行くなら、素敵なワンピースを着てブランドバッグを持って、ヘアメイクもバッチリにする」と、行き先に合わせて、服装や雰囲気を変えます。
行く時の装いも含めて、楽しみなわけです。
しかし、突然、連れて行かれると、なんの準備もできません。
場合によっては、いまいちな格好で、高級レストランに行くことになり、肩身の狭い思いをすることにもなりかねません。
もし、サプライズにしたいなら「どこのレストランに行く」かは秘密にしても、「素敵なレストランに行く」ということは、事前に伝えておきましょう。
誕生日に急に旅行に連れて行く夫
何もないと思っていた誕生日に、急に夫が「京都に行こう」などと言い出したら、嬉しいかもしれません。
でも、それは「暇だったら」です。
友人Mちゃんは、結婚していたため、子供も2人いて、夫が「急に旅行に行こう」と言い出したがために、子供の病院の予約変更など、予定が狂ったと言います。
また、私だったら、旅行のことは早めに教えておいてくれないと、手持ちの服が少ないため、「ちょうどピッタリの服をクリーニングに出してしまった」とかいうことにもなりかねません。
慌てて準備すると忘れ物も増えがちです。
子供がいたら、子供の分の準備もあるので大変です。
サプライズプレゼントぐらいはいいとしても、旅行は、予定調整もあるので、事前に教えておいてほしいです。
ちなみに、記念日に使うなら、高級な旅館・ホテルに特化した予約サイトの一休がおすすめです。
高価なプレゼントをする夫
友人Kちゃんの旦那様は、サプライズでよく高価なプレゼントをしてくれるそうです。
プレゼントが以前から自分が欲しがっていたものならいいのですが、Kちゃんの好みと異なるものだったため、Kちゃんは「同じお金を使うなら、違うものが良かった」「一緒に選びたかった」と思ったそうです。
夫婦となると、財布が一緒になるため、「そんなお金使うなら、欲しいものを買ってほしい」と思うのは仕方ないかも知れません。
サプライズを受けた人は、相手に気を遣って、たとえプレゼントが好みのものではなくても、その人の前では使うでしょう。
それを見て、サプライズをした人は「喜んでくれてる」と思うかも知れませんが、「ただの気遣い」の場合があることをお忘れなく。
違うホテルに泊まると言っておきながら実は高級ホテル
友人Mちゃんは、シンガポールに行くのに、「このホテルに泊まりたい。そうでないなら行きたくない」と言ったそうです。
夫は「どんなホテルでも、あなたとなら一緒に行きたい」と言ってほしかったのだと思いますし、Mちゃんもそう言うべきだったと思いますが、こだわりが強く、そんなに身体の強くないMちゃんは、理想のホテルでないなら、わざわざお金をかけて、飛行機に乗って旅行はしたくなかったようです。
ホテル選びで大げんかして、結局、夫が一人で旅行に行ったらしいのですが、手配していたのは、実は、Mちゃんが行きたがっていたホテルだったというのです。
あとからそれを知ったMちゃんは悔しがっていました。
「最初からそう言っておけば、一緒に楽しく行けたのに、なんでそんな無駄なことを・・」と私は思いましたが、妻の気持ちを試したかったのかも知れませんね。
イベントの場合は、それまでの「楽しみ期間」も大事
旅行やイベントなどは、カレンダーに予定を書いて、その日を楽しみにすることがありますよね。
仕事や家事が大変でも、そのイベントを楽しみにして、毎日頑張ることもできます。
サプライズの場合、イベントを楽しみにするという恩恵を受けられず、もったいないです。
中には、 「自分の仕事の都合で、予定していた旅行に行けなくなるかも知れないから、早めには伝えたくない」という人もいるかも知れません。でも、パートナーとしっかり話し合えば、その点はクリアできるのではないでしょうか。
逆に、それぐらいでうまくいかなくなるカップルは、結婚しても長続きしないのではないでしょうか。
「アリ」なサプライズ
友人宅を訪問したらベビーシャワー
私は、妊娠中に、友人宅に行ったら、突然、ベビーシャワーをしてもらったことがあります。
これは、サプライズでしたが、アリです。
また、私もちょっと「ベビーシャワーをしてくれるんだろうな」という予感がしていました。
「もともとただ集まる予定」だったのが、誕生日会や、ベビーシャワーになっただけというのは、そんなに困ることはありませんね。(行き先が変わるわけでもないので)
欲しいプレゼントがホテルの部屋に
友人は、誕生日に、彼氏とレストランに行ったものの、彼氏が手ぶらで、プレゼントを持っていない様子だったので、内心、ガッカリしたそうです。
しかし、その後、二人でホテルの部屋に行くと、その部屋のテーブルの上に、プレゼントが置かれていたとのこと。そのプレゼントは、以前から彼女が欲しがっていたバッグでした。
これは、アリのサプライズですね。彼女の欲しがっていたプレゼントを「渡す手段」に凝ったタイプのサプライズです。
これを書いていて思い出したのですが、実は私もサプライズ経験者でした。夫の誕生日に、ホテルの部屋にシャンパンを用意してもらったのです。
超高級ワインなら、事前に夫の希望を聞いたでしょうが、手頃な値段のシャンパンだったのでサプライズにしました。
でも、もしホテルにつく前に夫がコンビニでお酒を買おうとしたならば、「部屋にシャンパン用意してるから!」と先に言ったでしょうね。
「賢者の贈り物」となるか、サプライズ失敗となるか
オー・ヘンリーの有名な小説「賢者の贈り物」もサプライズの一種と言えるのではないでしょうか。
「自慢の美しい髪を売って、懐中時計につける鎖を贈った妻」と、「大事な懐中時計を売ってクシを贈った夫」の話です。
事前に互いに話していれば、愚かな行き違いをして、役に立たないものを贈り合うことにはならなかったのですが、この話のポイントは、「相手のことを思う美しい気持ち」ですね。
確かに、「自分がとても大切にしているものと引き換えにしてまで、相手を喜ばようとする気持ち」は美しいですし、サプライズも、これぐらいの犠牲があれば、その「気持ち」に対して、相手は喜んでくれるかも知れません。(品物に対して、ではないですね)
個人的には、私は 「避けられる無駄」は避けたいと考えてしまいます。
「賢者の贈り物」の場合は、恋人ではなく、夫婦ですし、事前に話しておけば、妻の美しい髪も、夫の懐中時計も失わずに済んだわけです。
子供の時に、「賢者の贈り物」を読んだ時は、美しい話だと純粋に思えましたが、今は、「夫婦なんだったら話せば良かったのでは」と冷めた目で見てしまう自分が居ます。
スレた証拠ですね・・。
喜ばせるにはサプライズでなくてもいい
そもそも、相手を喜ばせるには、サプライズである必要は、「全く」ありません。
「サプライズであるべき理由」があるなら、教えてほしいぐらいです。
「奇を衒う(てらう)」のは、スタンダードな方法で相手を満足させられる自信がないことの現れかも知れません。
サプライズ好きはモラハラ予備軍か?
サプライズとは、相手の都合を無視した独りよがりなもの。「これをしたら喜ぶだろう」という価値観の押し付けとも言える行為です。
「サプライズ好きの人は、モラハラ予備軍」などと言われていますが、ちょっと分かります。サプライズをしたのに、相手が喜ばなかった場合、不満に思うのだそうです。
ちなみに、サプライズをよくしていた知り合いの男性は、離婚しました。
私が話を聞いていた範囲では、無駄なサプライズが多かったですね。
サプライズをした際、労力のわりに、妻が喜ばなかったので、不満に思ったのでしょう。
「結婚生活というのは、長いのだから、そんなに無理しなくてもいいのに」と思っていましたが、やはりダメでしたね。サプライズもたまにならいいかも知れませんが、頻繁だと大変ですよね。
「サプライズは嫌」という声がたくさん
ちょっと検索すると、サプライズで困っている人たちの声が出てきます。
とくにこれは、本当にひとりよがりで、相手のためになっていません。↓
最後に
サプライズ好きな人がいても、パートナーがそれを喜んでいて、うまくいってるカップルなら、私は別に「サプライズはやめるべき」なんて思いません。
しかし、「本当に喜んでいるか」と言ったら怪しいものです。気を使って、言いたいことを言わないだけかも知れません。
「相手を気遣い、言いたいことを飲み込む」というのは美徳ではありますが、パートナーをそういう心境にさせてしまうのは、よくないのではないでしょうか。
パートナーがそはに居るなら、「もうすぐ誕生日だけど何か欲しいものある?どこか行きたいところある?」と聞いてみてあげたらいいじゃないですか。
聞かれたほうは、相手の懐具合に気を使って、あまり高価なものは言えないかも知れませんが、「欲しくないものをもらって喜んだふりをする」ことよりは易しいです。